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法人病院でナースしています。私は25、相手は職場のドクターですが、彼は離れた都市にある本院で勤務しているので隔週で私の勤める病院に外来と当直に通って来ています。
彼の年齢は正確にはわかりかねますが、30代中~後半。普段は当直の時に救急当番だったら、患者さんが来て帰ったあとにちょっと顔を合わせて一言二言挨拶程度に話す程度。顔見知りではありますが、親しい関係には程遠い感じでした。
あれは私が手術室兼務のために、本院へ手術室研修に出かけた時のことです。研修は2週間でしたが、はじめの1日と第一週目の金曜日は病棟に見学(という名目のお手伝いでフリー業務)と、消化器外来で胃カメラについていました。
彼は消化器内科医(以降M先生とします)なので、胃カメラは彼がやっています。カメラの準備を指導ナースと一緒に終え、予定時間の10分前に入ってきたM先生は「あれー、新人さんかぁ。ん?○○(勤め先の病院名)のIさんだよね? なんでこっちに来てるの?」
「今週から手術室の研修でお世話になってるんですよ、よろしくお願いします」 「あー、そっかぁ、がんばってねぇ。っていうか、すごく痩せたね?一瞬わかんなかったよ」
M先生とは3ヶ月ほど救急当番が一緒になっていなかったので顔を合わせていなかったのですが、その間私は意を決してダイエットを敢行。
163cm65kgという暗黒時代から20kg近く体重を落とし、顔以外はほとんど別人状態になっていたんです。「M先生、よく私だってわかりましたねw自分でもびっくりなんですよ」 そうこうしてるうちに患者さんがいらしたので、午前中はびっしり仕事、午後も仕事でした。
普段慣れない外来業務をしたせいかひどく疲れて、病院の隣にあるアパートの部屋に帰ろうと職員玄関を出たら、丁度M先生が守衛さんと玄関でお話していました。
「あ、M先生、今日はお世話になりました。ありがとうございます」 「いやいや、こちらこそありがとね。お疲れ様。今日はもう上がり?」 「はい、研修なので定時で帰らせてもらってVIP待遇ですよw」
「そっかー、これから1病棟のドクターと飲み会なんだよ。そっち(私の病院)に行ってる他の先生も来るから良かったら顔出さないかい?」
「あ、いいんですか?こっち来てから知り合いもいなくてちょっと寂しかったんですよ。じゃあ、汗かいたので、シャワー浴びてから行ってもいいですか?」
「わかった、じゃあ道わかんないだろうから、準備できたら迎えに行くよ。隣のアパートなんでしょう?携帯教えてもらっていい?」 とごくごく自然な成り行きでお互いの連絡先を交換することに。
1時間後、M先生に迎えに来てもらい飲み会へ。ここのドクターはお給料がいいので、ドクターはほとんどと言っていいほど外車に乗ってる人ばかりなのですが、M先生はトヨタのランドクルーザーに乗っていて、ドクターにしては庶民的で優しくとっかかりやすい性格だったのもあり、割とすぐに打ち解けました。
飲み会には顔見知りのドクターもたくさんいて、女性は私だけだったのでお酌したり、食べ物取り分けたり、あれこれ動いて疲れましたが、久々の飲み会で女性一人だったので、結構ちやほやしてもらって悪い気分じゃなかったのは確かです。
「ねぇ、Iさん。さっきから結構働いてるけど、大丈夫?疲れてやしないかい?」 「大丈夫ですよー、職業柄あれこれしてあげるのは好きだし明日からは3連休ですもん。楽しいですよ。」
「そっか、根っから奉仕的精神なんだねwナース向き!w二次会くるよね?」 「そんなことはないですよ、奉仕されるのも好きですw二次会行きますよー、今夜はとことん!w」
「いいねー、そのノリ!女性がいないとしらけちゃうし、Iさん可愛いってみんな言ってるよ」 「あはは、減量マジックに引っかかってますねw種明かししたらみんな引いちゃいますよー」 っていう感じでM先生を交えて10人弱で楽しく一次会、二次会、三次会まで参加しました。
三次会までいくとさすがにみんなヘロヘロで、時間も3時ちょっと前だったのでそこでお開きに。帰りはM先生とアパートが近かったので、先生の車で送ってもらうことに。
「ねぇ、Iさんまだ元気あるかな?ちょっと寄りたいところがあるんだ」「大丈夫ですよ、そこってどこですか?」 「うん、結構夜景の綺麗なところでね、観覧車が夜も乗れるんだよ」 「あー、楽しそうですね、行ってみたいです」
「よし、決まりだー!飲んだらなんかすぐに家には帰りたくなくってね。楽しい余韻がスパッと終わっちゃうのがもったいなくて」 結構ロマンチスト(?)なんだなぁとちょっとM先生への見方が変わった一言でした。
少し車を走らせてる間楽しく雑談。着いた先にはそれほど大きくはないけれど観覧車があって綺麗な夜景が望める山の上にそれはありました。
私にはあったかいココア、先生はコーヒーをそれぞれ飲みながら、観覧車の中で色々お話。ムードはそれほどなく、お互いあまり意識していない雰囲気です。
「でもあれだね、院内で白衣着ているときとまた全然変わるよね、ナースは」「そうですね、でもドクターだってそうですよ」
「そうかもねwいつもIさん綺麗にお団子にしてるから髪下ろすとロングだなんて知らなかったもんな。迎えに行ったときちょっとドキッとしたw正直言ってアハハ」
「そうですか?それもやっぱりマジックですよw」 「いや、前からこの子ちょっと痩せたら絶対すごく美人なのになぁと思ってたよ、ホント」 「うわー、ひどいなぁ、それwでもいいじゃないですか、痩せたんだからw 暗黒時代を思い出させないで下さい!w」
「だって髪も肌もこんなに綺麗だしねー」 と言いながらM先生が私の髪を自然に触りました。「あ、ごめんね、俺女の子の髪触るの好きなんだよね、気を悪くしないで」
「いえいえ、気なんて悪くしませんよ」 そうこうしてるうちに下まで着いたのでそのまま帰ることに。 車中でも会話は尽きなかったのですが、私は余程疲れたのか、最後のほうは眠ってしまい、起きたらもうアパートのパーキングでした。
「はい、着いたよ。疲れてるのに付き合わせてごめんね。じゃあ今日はこれで」
飲んだ後ってちょっと変な気分になることありませんか?無性にセックスしたくなったり。私はそういうことが結構多くて、その日もなんだかムラムラしてしまい、思わずこんなことを口にしていました。
「M先生、もしよかったら上がってお茶でも飲んでいきませんか?付き合って下さったお礼です」 M先生はキョトンとした顔をしてそれから少しの間真剣な顔で何か考えているような顔をしてから、「うん、それじゃあ遠慮しないでごちそうになろうかな」と言いました。
その間の表情の変化がまるでそのままわかったので、何だか可愛かった。部屋に入って、お茶を入れてる間に先生は部屋をゆっくり眺めながら、「出張用の部屋の割には、なかなかいい家具揃えてるよね。うちの病院もなかなかやるなぁ。そのお釜って何?」
「土鍋でできた炊飯器ですよ。自炊するものが何もなかったのでこっちで買ったんです。すごく美味しいごはんが炊けるの」 「こっち来てまで自炊してるの?偉いねぇ。結構作れる?」
「煮物とか、汁物とかわりと何でもやりますよ。スーパーでお惣菜買うのもいいなと思ったんですけど、歩いていくにはちょっと遠くて。それなら買いだめして自分で作ったほうが早いしラクだから」
「へぇ、ねーねー、今つまめるものとかもしかしてある?少し腹減っちゃって」 「昨日作った里芋の煮付けならありますよ」
煮物を頬張りながら、女性の手作りなんて久々だぁと感動してる先生がすごく可愛くて。食べ終わった後、ソファに腰掛けて話してるうち、にムラムラが頂点になりました。
何と切り出そうか考えてるうちに、先生が私の手を取りました。少しびっくりして「あ、先生」ときっと顔が真っ赤になっていたと思います。
「あ、ごめん、びっくりするよね。でも何だか触りたくって。
Iさん素敵だしさ、さっき遠回りして寄り道したくなったのも、きっとIさんのせいだと思う」
「いえ、私も遠回りしようって言ってもらえて嬉しかったです。こっちに知り合いもいなくて毎日淋しかったし、誘ってもらえてほんとうに良かった…」 と次の言葉を言おうとしてる間に唇を塞がれました。もうこれ以上何も言う必要はありません。彼も同じことを考えていたのだと思いました。(次回へ続く)
彼の年齢は正確にはわかりかねますが、30代中~後半。普段は当直の時に救急当番だったら、患者さんが来て帰ったあとにちょっと顔を合わせて一言二言挨拶程度に話す程度。顔見知りではありますが、親しい関係には程遠い感じでした。
あれは私が手術室兼務のために、本院へ手術室研修に出かけた時のことです。研修は2週間でしたが、はじめの1日と第一週目の金曜日は病棟に見学(という名目のお手伝いでフリー業務)と、消化器外来で胃カメラについていました。
彼は消化器内科医(以降M先生とします)なので、胃カメラは彼がやっています。カメラの準備を指導ナースと一緒に終え、予定時間の10分前に入ってきたM先生は「あれー、新人さんかぁ。ん?○○(勤め先の病院名)のIさんだよね? なんでこっちに来てるの?」
「今週から手術室の研修でお世話になってるんですよ、よろしくお願いします」 「あー、そっかぁ、がんばってねぇ。っていうか、すごく痩せたね?一瞬わかんなかったよ」
M先生とは3ヶ月ほど救急当番が一緒になっていなかったので顔を合わせていなかったのですが、その間私は意を決してダイエットを敢行。
163cm65kgという暗黒時代から20kg近く体重を落とし、顔以外はほとんど別人状態になっていたんです。「M先生、よく私だってわかりましたねw自分でもびっくりなんですよ」 そうこうしてるうちに患者さんがいらしたので、午前中はびっしり仕事、午後も仕事でした。
普段慣れない外来業務をしたせいかひどく疲れて、病院の隣にあるアパートの部屋に帰ろうと職員玄関を出たら、丁度M先生が守衛さんと玄関でお話していました。
「あ、M先生、今日はお世話になりました。ありがとうございます」 「いやいや、こちらこそありがとね。お疲れ様。今日はもう上がり?」 「はい、研修なので定時で帰らせてもらってVIP待遇ですよw」
「そっかー、これから1病棟のドクターと飲み会なんだよ。そっち(私の病院)に行ってる他の先生も来るから良かったら顔出さないかい?」
「あ、いいんですか?こっち来てから知り合いもいなくてちょっと寂しかったんですよ。じゃあ、汗かいたので、シャワー浴びてから行ってもいいですか?」
「わかった、じゃあ道わかんないだろうから、準備できたら迎えに行くよ。隣のアパートなんでしょう?携帯教えてもらっていい?」 とごくごく自然な成り行きでお互いの連絡先を交換することに。
1時間後、M先生に迎えに来てもらい飲み会へ。ここのドクターはお給料がいいので、ドクターはほとんどと言っていいほど外車に乗ってる人ばかりなのですが、M先生はトヨタのランドクルーザーに乗っていて、ドクターにしては庶民的で優しくとっかかりやすい性格だったのもあり、割とすぐに打ち解けました。
飲み会には顔見知りのドクターもたくさんいて、女性は私だけだったのでお酌したり、食べ物取り分けたり、あれこれ動いて疲れましたが、久々の飲み会で女性一人だったので、結構ちやほやしてもらって悪い気分じゃなかったのは確かです。
「ねぇ、Iさん。さっきから結構働いてるけど、大丈夫?疲れてやしないかい?」 「大丈夫ですよー、職業柄あれこれしてあげるのは好きだし明日からは3連休ですもん。楽しいですよ。」
「そっか、根っから奉仕的精神なんだねwナース向き!w二次会くるよね?」 「そんなことはないですよ、奉仕されるのも好きですw二次会行きますよー、今夜はとことん!w」
「いいねー、そのノリ!女性がいないとしらけちゃうし、Iさん可愛いってみんな言ってるよ」 「あはは、減量マジックに引っかかってますねw種明かししたらみんな引いちゃいますよー」 っていう感じでM先生を交えて10人弱で楽しく一次会、二次会、三次会まで参加しました。
三次会までいくとさすがにみんなヘロヘロで、時間も3時ちょっと前だったのでそこでお開きに。帰りはM先生とアパートが近かったので、先生の車で送ってもらうことに。
「ねぇ、Iさんまだ元気あるかな?ちょっと寄りたいところがあるんだ」「大丈夫ですよ、そこってどこですか?」 「うん、結構夜景の綺麗なところでね、観覧車が夜も乗れるんだよ」 「あー、楽しそうですね、行ってみたいです」
「よし、決まりだー!飲んだらなんかすぐに家には帰りたくなくってね。楽しい余韻がスパッと終わっちゃうのがもったいなくて」 結構ロマンチスト(?)なんだなぁとちょっとM先生への見方が変わった一言でした。
少し車を走らせてる間楽しく雑談。着いた先にはそれほど大きくはないけれど観覧車があって綺麗な夜景が望める山の上にそれはありました。
私にはあったかいココア、先生はコーヒーをそれぞれ飲みながら、観覧車の中で色々お話。ムードはそれほどなく、お互いあまり意識していない雰囲気です。
「でもあれだね、院内で白衣着ているときとまた全然変わるよね、ナースは」「そうですね、でもドクターだってそうですよ」
「そうかもねwいつもIさん綺麗にお団子にしてるから髪下ろすとロングだなんて知らなかったもんな。迎えに行ったときちょっとドキッとしたw正直言ってアハハ」
「そうですか?それもやっぱりマジックですよw」 「いや、前からこの子ちょっと痩せたら絶対すごく美人なのになぁと思ってたよ、ホント」 「うわー、ひどいなぁ、それwでもいいじゃないですか、痩せたんだからw 暗黒時代を思い出させないで下さい!w」
「だって髪も肌もこんなに綺麗だしねー」 と言いながらM先生が私の髪を自然に触りました。「あ、ごめんね、俺女の子の髪触るの好きなんだよね、気を悪くしないで」
「いえいえ、気なんて悪くしませんよ」 そうこうしてるうちに下まで着いたのでそのまま帰ることに。 車中でも会話は尽きなかったのですが、私は余程疲れたのか、最後のほうは眠ってしまい、起きたらもうアパートのパーキングでした。
「はい、着いたよ。疲れてるのに付き合わせてごめんね。じゃあ今日はこれで」
飲んだ後ってちょっと変な気分になることありませんか?無性にセックスしたくなったり。私はそういうことが結構多くて、その日もなんだかムラムラしてしまい、思わずこんなことを口にしていました。
「M先生、もしよかったら上がってお茶でも飲んでいきませんか?付き合って下さったお礼です」 M先生はキョトンとした顔をしてそれから少しの間真剣な顔で何か考えているような顔をしてから、「うん、それじゃあ遠慮しないでごちそうになろうかな」と言いました。
その間の表情の変化がまるでそのままわかったので、何だか可愛かった。部屋に入って、お茶を入れてる間に先生は部屋をゆっくり眺めながら、「出張用の部屋の割には、なかなかいい家具揃えてるよね。うちの病院もなかなかやるなぁ。そのお釜って何?」
「土鍋でできた炊飯器ですよ。自炊するものが何もなかったのでこっちで買ったんです。すごく美味しいごはんが炊けるの」 「こっち来てまで自炊してるの?偉いねぇ。結構作れる?」
「煮物とか、汁物とかわりと何でもやりますよ。スーパーでお惣菜買うのもいいなと思ったんですけど、歩いていくにはちょっと遠くて。それなら買いだめして自分で作ったほうが早いしラクだから」
「へぇ、ねーねー、今つまめるものとかもしかしてある?少し腹減っちゃって」 「昨日作った里芋の煮付けならありますよ」
煮物を頬張りながら、女性の手作りなんて久々だぁと感動してる先生がすごく可愛くて。食べ終わった後、ソファに腰掛けて話してるうち、にムラムラが頂点になりました。
何と切り出そうか考えてるうちに、先生が私の手を取りました。少しびっくりして「あ、先生」ときっと顔が真っ赤になっていたと思います。
「あ、ごめん、びっくりするよね。でも何だか触りたくって。
Iさん素敵だしさ、さっき遠回りして寄り道したくなったのも、きっとIさんのせいだと思う」
「いえ、私も遠回りしようって言ってもらえて嬉しかったです。こっちに知り合いもいなくて毎日淋しかったし、誘ってもらえてほんとうに良かった…」 と次の言葉を言おうとしてる間に唇を塞がれました。もうこれ以上何も言う必要はありません。彼も同じことを考えていたのだと思いました。(次回へ続く)