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前編は以下のとおり
スキー・スノーボード社員旅行
スキー・スノーボード社員旅行 続編
「一つありましたよ。一緒に使いましょう」
「おーあったか、いいぞ」
やっとの思いで一つだけ空カゴをヨウが見つけるが、もう一つは探す気にならない。半透明のドアを開け、浴場に一歩踏み入ると、ひどい光景が目に飛び込んできた。
これはもはや大浴場とは到底思えない、通勤ラッシュ時のプラットホームのように人だらけでグチャグチャ状態。
湯船にたどり着くまでいったい何人とすれ違ったのだろうか。湯船に身体を沈めて温まるが、脚を伸ばすと誰かに踏まれそうだし、明らかに邪魔で迷惑になるので体育座りの体勢になってしまう。
「いやー、参ったね。時間ずらせばよかったかな」
「ずらしても同じだと思いますよ。なんて言うか風呂ってよりも、これじゃ動物園ですよね」
「ははは、笑える笑える、人間よりもこれじゃ動物園の猿みたいだよな」
「さっさと上がって、売店でビール買って部屋で飲みましょうよ」
「そうだな、そうするか」振り向くと洗い場の一人が立ち上がったので、早足で場所を取ると、遅れてヨウもすぐに確保できた。
一通り体を洗い終えると、再度湯船に浸かろうとは思わなかった。どうしてもこの人の多さを見てしまうと、せっかく洗った体が汚れそうな気がしてしまう。
さっさと脱衣場に戻るが、先ほどと何一つ変わらぬ混雑ぶり。いや、それ以上になっているようにも思える。
雪景色を見ながらゆったりと湯船に浸かって癒されるはずが、逆に疲れが増してしまうとは、なんとも不快なお風呂だったのは言うまでもない。
殿方の暖簾を出るとすぐに、マッサージの受付と飲料水が置いてある、座って軽く休憩できる場所がある。
ヨウと座りながら小さな紙コップで水を飲んでいると、エレベーターで会った時と同じように、A森さん、S川さん、M月さんの3人が風呂上がりの浴衣姿でやってきた。
「まったく最低よ、ほんと。ひどいにも程があるわ。なんにもゆっくりできないじゃないのよ。こんなの温泉でもなんでもないわ」
温泉をこよなく愛するA森さんにとっては、きっと私達の何倍も不満に違いない。
「女性って洗い場使うの時間かかるから、空くのかなり待ったでしょう」
湯上りでほんのりと顔が赤くなっているS川さんに聞いてみた。
「なかなか空かなかったんですけど、一つだけ空いたのを3人で交代して使ったんです。やっぱりこの天候で早く上がった人が、一斉に来てしまったんでしょうかね」
「そうだと思うけどね」紙コップの水を一気に飲み干したヨウが、正面にある壁掛け時計を見ながら驚いたように言う。
「あれ、僕達15分くらいで出てきちゃったんですね」
「いや15分どころか、入る前にカゴを探したりしたから、実際のところ10分くらいじゃないか」
「私達もそれくらいですよ。湯船に入るのだけでも大変だったので、浸かるってよりか、ほとんど立ってましたけど…。髪は部屋のシャワーで洗うことにしました。」
S川さんが言ったが、眉をひそめ不満そうに力ない口調だった。あまりにも早く風呂を上がってしまったので、宴会までの時間は一眠りできるほどたっぷりとある。
「それじゃ、ここにいてもしょうがないから、売店寄ってビールでも買って部屋で飲みましょう」
A森さんの掛け声に私とヨウは立ち上がり、1階の売店に向かうことにした。
浴場の混雑を引きずって、エレベーター前にも人だかりがあり、到着するも私達5人が乗る隙間はなくなってしまった。
閉じるボタンを押す人は私達を見ながら躊躇しているが、「どうぞどうぞ」と手振りをしながら促すと、ドアは閉じて上階へ去って行く。
しばし次が来るのを待っていると、ヨウがなにかひらめいたように通路を指しながら言った。しかし、この一言がこの後の出来事に大きく関係したのは間違いない。
「そうだ、売店ってこの下の1階ですよね。こっちから行って、階段降りればすぐじゃないんですか」ヨウ以外の4人も確かにそのとおりだと思った。
休憩所からは、エレベーターとどこへ行くのか分からない通路に分かれていたが、通路の先にはなんとなく階段がありそうな雰囲気があった。
すかさずA森さんは、それはいい考えねと言わんばかりにハッとした顔をする。
「そうよね、ここ2階だし階段を降りればすぐよね」
5人は初めてのホテルなこともあり、どこに出るのか分からない通路を、ヨウを先頭に進む。
ヨウの予想通り階段を発見して下ってみた。しかしロビー周辺に出るはずが、またもや通路になってしまった。
「あれ、どこだここ…」
これ以上下へ行く階段はなくなり、さっぱり分からないところに来てしまった。
タオルを持った浴衣姿の5人は、階段を登って再び大浴場へ戻る、左へ行く、右へ行く、3つの選択肢しかない。私は通路のガラス越しに外を見渡し、指をさしながら言った。
「なんだ、ほらロビーそこに見えますよ。ってことは、ここは1階よりも下になるのか…」
スキー場の傾斜を利用して建てられたせいか、まるで迷路のような造りだ。さっぱり現在地が分からない。
「こっち行くと、なにかあるんですかね」
ロビー方向とは全く逆通路を向きながらヨウは言った。
「いやーわからないけど、でもどっかに出そうだよね」
私はそう返しながらも、まったく人がいる気配はない、特に意味もなくただ好奇心だけで進んでみた。
行き止まりに着くと、『貸切プライベート風呂』と書かれている看板が立てかけてある。近づくと、なにやら作業をしている従業員が私達の存在に気づいた。
「あらー、こんなところにお風呂あるのね。良さそうじゃないの」
A森さんは興味津々に、こじんまりとした入口を見ながら、いかにも入りたそうな顔をしている。中年の男性従業員は、きちっとしたスーツ姿で、身だしなみからするとホテル内では偉い人のように見える。
するとこの従業員は、このプライベート風呂は排水口のトラブルで数日間利用中止していたが、完全に復旧して使えるようになったと私達に話してくれる。
さらに、「よろしければ、ご覧になりますか」と笑みを浮かべ言ってくれた。
5人は二つ返事で「はい」とうなずき、中を見せてもらうことに。
全体に木の造りで、ほんのりとヒノキのいい香りがする。旅番組で紹介させそうで、まさにここは楽園といっていいだろう。見るだけでも十分癒されるお風呂だ。
先ほどの動物園の風呂と比べると、天地の差があるのは一目瞭然。
(次回へ続く)(投稿者 カベルネ・大助)
スキー・スノーボード社員旅行
スキー・スノーボード社員旅行 続編
「一つありましたよ。一緒に使いましょう」
「おーあったか、いいぞ」
やっとの思いで一つだけ空カゴをヨウが見つけるが、もう一つは探す気にならない。半透明のドアを開け、浴場に一歩踏み入ると、ひどい光景が目に飛び込んできた。
これはもはや大浴場とは到底思えない、通勤ラッシュ時のプラットホームのように人だらけでグチャグチャ状態。
湯船にたどり着くまでいったい何人とすれ違ったのだろうか。湯船に身体を沈めて温まるが、脚を伸ばすと誰かに踏まれそうだし、明らかに邪魔で迷惑になるので体育座りの体勢になってしまう。
「いやー、参ったね。時間ずらせばよかったかな」
「ずらしても同じだと思いますよ。なんて言うか風呂ってよりも、これじゃ動物園ですよね」
「ははは、笑える笑える、人間よりもこれじゃ動物園の猿みたいだよな」
「さっさと上がって、売店でビール買って部屋で飲みましょうよ」
「そうだな、そうするか」振り向くと洗い場の一人が立ち上がったので、早足で場所を取ると、遅れてヨウもすぐに確保できた。
一通り体を洗い終えると、再度湯船に浸かろうとは思わなかった。どうしてもこの人の多さを見てしまうと、せっかく洗った体が汚れそうな気がしてしまう。
さっさと脱衣場に戻るが、先ほどと何一つ変わらぬ混雑ぶり。いや、それ以上になっているようにも思える。
雪景色を見ながらゆったりと湯船に浸かって癒されるはずが、逆に疲れが増してしまうとは、なんとも不快なお風呂だったのは言うまでもない。
殿方の暖簾を出るとすぐに、マッサージの受付と飲料水が置いてある、座って軽く休憩できる場所がある。
ヨウと座りながら小さな紙コップで水を飲んでいると、エレベーターで会った時と同じように、A森さん、S川さん、M月さんの3人が風呂上がりの浴衣姿でやってきた。
「まったく最低よ、ほんと。ひどいにも程があるわ。なんにもゆっくりできないじゃないのよ。こんなの温泉でもなんでもないわ」
温泉をこよなく愛するA森さんにとっては、きっと私達の何倍も不満に違いない。
「女性って洗い場使うの時間かかるから、空くのかなり待ったでしょう」
湯上りでほんのりと顔が赤くなっているS川さんに聞いてみた。
「なかなか空かなかったんですけど、一つだけ空いたのを3人で交代して使ったんです。やっぱりこの天候で早く上がった人が、一斉に来てしまったんでしょうかね」
「そうだと思うけどね」紙コップの水を一気に飲み干したヨウが、正面にある壁掛け時計を見ながら驚いたように言う。
「あれ、僕達15分くらいで出てきちゃったんですね」
「いや15分どころか、入る前にカゴを探したりしたから、実際のところ10分くらいじゃないか」
「私達もそれくらいですよ。湯船に入るのだけでも大変だったので、浸かるってよりか、ほとんど立ってましたけど…。髪は部屋のシャワーで洗うことにしました。」
S川さんが言ったが、眉をひそめ不満そうに力ない口調だった。あまりにも早く風呂を上がってしまったので、宴会までの時間は一眠りできるほどたっぷりとある。
「それじゃ、ここにいてもしょうがないから、売店寄ってビールでも買って部屋で飲みましょう」
A森さんの掛け声に私とヨウは立ち上がり、1階の売店に向かうことにした。
浴場の混雑を引きずって、エレベーター前にも人だかりがあり、到着するも私達5人が乗る隙間はなくなってしまった。
閉じるボタンを押す人は私達を見ながら躊躇しているが、「どうぞどうぞ」と手振りをしながら促すと、ドアは閉じて上階へ去って行く。
しばし次が来るのを待っていると、ヨウがなにかひらめいたように通路を指しながら言った。しかし、この一言がこの後の出来事に大きく関係したのは間違いない。
「そうだ、売店ってこの下の1階ですよね。こっちから行って、階段降りればすぐじゃないんですか」ヨウ以外の4人も確かにそのとおりだと思った。
休憩所からは、エレベーターとどこへ行くのか分からない通路に分かれていたが、通路の先にはなんとなく階段がありそうな雰囲気があった。
すかさずA森さんは、それはいい考えねと言わんばかりにハッとした顔をする。
「そうよね、ここ2階だし階段を降りればすぐよね」
5人は初めてのホテルなこともあり、どこに出るのか分からない通路を、ヨウを先頭に進む。
ヨウの予想通り階段を発見して下ってみた。しかしロビー周辺に出るはずが、またもや通路になってしまった。
「あれ、どこだここ…」
これ以上下へ行く階段はなくなり、さっぱり分からないところに来てしまった。
タオルを持った浴衣姿の5人は、階段を登って再び大浴場へ戻る、左へ行く、右へ行く、3つの選択肢しかない。私は通路のガラス越しに外を見渡し、指をさしながら言った。
「なんだ、ほらロビーそこに見えますよ。ってことは、ここは1階よりも下になるのか…」
スキー場の傾斜を利用して建てられたせいか、まるで迷路のような造りだ。さっぱり現在地が分からない。
「こっち行くと、なにかあるんですかね」
ロビー方向とは全く逆通路を向きながらヨウは言った。
「いやーわからないけど、でもどっかに出そうだよね」
私はそう返しながらも、まったく人がいる気配はない、特に意味もなくただ好奇心だけで進んでみた。
行き止まりに着くと、『貸切プライベート風呂』と書かれている看板が立てかけてある。近づくと、なにやら作業をしている従業員が私達の存在に気づいた。
「あらー、こんなところにお風呂あるのね。良さそうじゃないの」
A森さんは興味津々に、こじんまりとした入口を見ながら、いかにも入りたそうな顔をしている。中年の男性従業員は、きちっとしたスーツ姿で、身だしなみからするとホテル内では偉い人のように見える。
するとこの従業員は、このプライベート風呂は排水口のトラブルで数日間利用中止していたが、完全に復旧して使えるようになったと私達に話してくれる。
さらに、「よろしければ、ご覧になりますか」と笑みを浮かべ言ってくれた。
5人は二つ返事で「はい」とうなずき、中を見せてもらうことに。
全体に木の造りで、ほんのりとヒノキのいい香りがする。旅番組で紹介させそうで、まさにここは楽園といっていいだろう。見るだけでも十分癒されるお風呂だ。
先ほどの動物園の風呂と比べると、天地の差があるのは一目瞭然。
(次回へ続く)(投稿者 カベルネ・大助)