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前編は以下のとおり
外科の女医さんと
外科の女医さんと 続編
外科の女医さんと 続続編
外科の女医さんと 続続続編
外科の女医さんと 続続続続編
「鬼姫は永久にいなくなったらいい」
これは当時の職場の同僚の言葉です。
俺の勤めていた病院では、その日の夜の当直医が職員掲示板に張り出される仕組みになっていたのですが、
この掲示板で鬼姫様の名前を目にしたら最後、その日一日は極度の緊張に支配された憂鬱なものとなるのでした。
少しでもミスがあったら最後。速攻で鬼姫様の雷が落ちるからです。
ですから、そんな鬼姫様がいなくなったらいい、とは、当時彼女と職場を共にしていた人間の嘘偽りない本音だったっと思います。
しかし、その鬼姫様も今はどうかというと……。
興奮のためでしょうか?
「はあ……はあ……」
俺を抱きしめたまま丹念になおも俺の耳に舌を這わせ続ける鬼姫様が熱く湿らせた吐息をこぼすたびに、
「ゾゾゾ……ザザザ……」
こんなノイズが俺の耳の中で響き渡りました。
鬼姫様の舌先はぬるりと熱く濡れていて、まるで俺の事をゆっくりゆっくりとろかしていくようにして愛撫を続けます。
耳の輪郭を舐めまわしながら気まぐれに唇ではむと甘く咥えてきたり、
そうかと思えば、ひだの中をまるで舌先で掬うようにして万遍なく丁寧に舐めまわした後は、器用に舌先を尖らせてそのまま狭い耳の穴の中に挿し入れ、うねうねと少し淫らにうごめかせたり……。
そうしながら、気まぐれにふーっと唇を尖らせて優しく細く長く息を吹き込んできたり、ちゅっちゅっと濡れた音を弾かせて耳のあちこちに口づけたりしてきたので、
俺はくすぐったさと何とも言えない高ぶりに身体がゾクゾクと震えるのを我慢することができませんでした。
彼女の細く華奢な身体を抱きしめる力がいつしかこわばり、自分の吐息も鬼姫様と同じように乱れたものになっていっていました。
二人仲良く乱れた熱い吐息を交らせ合う中、鬼姫様は俺の事をぎゅうと抱きしめたまま、無限といっていいほどたっぷりの時間をかけて、なおも俺の耳に舌を這わせ続けていました。
「はあ……ねえ……おちんちん……舐めても、いい?」
息を乱れさせたままの鬼姫様が俺を見つめる左右の瞳をとろんと甘く潤ませて小さく首を傾げたのは、俺の両耳がドロドロになるほどさんざん舐めまわしたあとのことでした。
もうお湯からあがってだいぶ時間が経っていたのに、その両頬は真っ赤に染まっていて、また、頬と同じように赤く染まった彼女の細くやわらかな身体は燃えるように熱く、
そしていつしか噴き出してきたたっぷりの汗のためにまるでオイルを塗り広げたように濡れた光を放っていました。
と、俺が返事をしようとする前に、彼女は不意に俺の唇を奪いました。
ぷにゅりとやわらかな鬼姫様の唇が重なるや否や、ぬるりと熱く濡れた舌が俺の中に入り込んできて、
うっとりと瞼を伏せ小刻みに睫毛を震わせた彼女は、
「ん……ん……」と甘い声をこぼしながら、俺を思い切り抱きしめたまま、
二人のぴったり重なり合った唇の中で、ねっとりと大胆にそしてれろれろと細かく器用に舌をうごめかせていました。
突然の事にびっくりしながらも俺もキスは嫌いじゃなかったのでこれに応じてあげると、彼女は「くぅん」と嬉しそうに声を漏らして俺の頭を掻き抱くとなおも舌を絡ませてきました。
鬼姫様の唇の中はまるで生温かなたっぷりのローションか何かを含んだように濡れていました。
彼女が唇を、舌を動かすたびに「ちゅぽちゅぽくちゅくちゅぷちゅぷちゅ」と、とろみのある淫らな水音がこぼれ、そしてどんどん溢れてくる彼女の唾液が二人の唇やあごを濡らしていきました。
しばらくお互い抱き合ったままこうして舌を絡ませ合った後、どちらからともなく「ちゅぽん」と音を立ててそっと唇を離すと、
頬を真っ赤に染めた鬼姫様はそれまで伏せていた瞼をゆっくり開き、とろりとした視線をこちらにむけるとぺろりと悪戯っぽく赤い舌を覗かせて、
「いっぱいいっぱい、ちゅうしちゃった」 と恥ずかしそうにそして嬉しそうに微笑み、再びそのやわらかな唇を俺の唇に重ねてきました。
この時のキスは一瞬で、すぐに彼女の唇が離れたあと、
「フェラしたいんじゃなかったの?」とおちんちん舐めたい、という彼女の要求と、濃厚にキスをするという実際の行動が異なることを俺が苦笑いしながら指摘すると、
「どっちもしたいの!」
と声を上げると鬼姫様はまるで子供のようにはしゃいだ様子を見せました。
「おちんちんも舐めたいし、ちゅうもしたいの! 悪い?!」
わざと大げさに頬を膨らまして拗ねてみせながら、けれどどこか嬉しそうな彼女に、
「いえいえ、全然悪くありません」
とこちらは苦笑いを浮かべることしかできませんでした。
おそらくは鬼姫様自身興奮していて、自分でも何をしているのかよくわからなかったのが真相なのでしょう。
と、ふっとはしゃぐのをやめた彼女が再びとろんとした視線をこちらにむけると、左手の人差し指を寂しげにその濡れた唇に添え、
そっと小首を傾げて、甘くおねだりをするようにつぶやきました。
「……じゃあ、おちんちん、おしゃぶりしても……いい?」
病院では青い手術着の上に白衣を身につけ、さらに大きなマスクを着けてその素顔を見せず、しかも周囲に男言葉で厳しく接するのが当たり前の鬼姫様ですが、
濡れた光を放つ黒く長い髪を頬に幾筋かほつらせながら、赤く染まったミルク色の華奢な身体にだらりと垂らしてペタリと座り込んだまま、
おねだりをする子供のようにこちらを一途に見つめるその仕草はあまりにも愛くるしくて、見ているこちらは胸がいっぱいになってしまいました。
ごくりと唾を呑み込んで俺は言いました。
「その前に、おっぱい舐めさせてよ」
「え?」
こちらの言葉が予想外だったのか、鬼姫様は疑問の声を上げました。
そんな彼女に俺は静かに続けました。
「さっきは好きなようにさせてあげたでしょ? じゃあ今度はこっちのお願いも聞いてよ」
別にわがままを言っているつもりはありませんでした。
最初、初めて交わった時は完全に彼女のペースで最後まで事を終えました。
キスをして、彼女の言われるままフェラチオをさせてあげて、そしてそのまま結ばれて最後を迎えたのです。
ですから、今度はこちらの好きなようにさせて欲しい、愛しすぎる鬼姫様のすべてを自分の好きなようにたくさん愛したかったのです。
「えー……」
俺の言葉に彼女は少し頬を膨らまして、拗ねた様子を見せました。
そして、
「……いじわる……」
上目遣いでこちらを睨みつけるようにしながら彼女は小さく呟いたのですが、その姿が自分の目にはあまりにも可愛く映りました。もう言葉に出来ないほど。
ですから、気がつくと、今度はこちらの方から思わず彼女をぎゅうと抱きしめその唇を奪っていました。
「……んぐっ!!」
突然の事に鬼姫様は一瞬戸惑った様子を見せ、身体をこわばらせましたが、すぐにふっと緊張を緩めると優しく俺の背中に手をまわしてそのまま抱きしめ、
さっきと同じように唇をゆるりと開いて俺の舌を招き入れると、自分の熱く濡れた舌を絡ませてきて、
「ん、ん……んん……」
と甘い声音をこぼしながら、ねっとりと俺と交わってくれました。
しばらくして、どちらからともなく唇を離すと、鬼姫様は俺をじっと見つめながら、ニッと白い歯を見せて実にさわやかな笑顔を作ると言ってくれました。
「好きにして……いっぱいいっぱい愛して……」
そしてそのまま彼女は俺の腕の中で真っ白い喉元を大きく露わにしていきながら、くーっと全身を大きく仰け反らせていきました。
それはまるで鬼姫様が自分のすべてを俺に捧げようとするかのようでした。
神々しいほどに美しくて眩しく、見ている両目がくらみそうでした。
そして、大きく仰け反りきった彼女がそのまま俺の両腕に全体重を預けてきたので、俺はこれを必死に支えながら、いつしかなぜか涙が溢れてきて止まりませんでした。
どうしてこの人はこんなに愛しいのだろう、と。
外科の女医さんと
外科の女医さんと 続編
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「鬼姫は永久にいなくなったらいい」
これは当時の職場の同僚の言葉です。
俺の勤めていた病院では、その日の夜の当直医が職員掲示板に張り出される仕組みになっていたのですが、
この掲示板で鬼姫様の名前を目にしたら最後、その日一日は極度の緊張に支配された憂鬱なものとなるのでした。
少しでもミスがあったら最後。速攻で鬼姫様の雷が落ちるからです。
ですから、そんな鬼姫様がいなくなったらいい、とは、当時彼女と職場を共にしていた人間の嘘偽りない本音だったっと思います。
しかし、その鬼姫様も今はどうかというと……。
興奮のためでしょうか?
「はあ……はあ……」
俺を抱きしめたまま丹念になおも俺の耳に舌を這わせ続ける鬼姫様が熱く湿らせた吐息をこぼすたびに、
「ゾゾゾ……ザザザ……」
こんなノイズが俺の耳の中で響き渡りました。
鬼姫様の舌先はぬるりと熱く濡れていて、まるで俺の事をゆっくりゆっくりとろかしていくようにして愛撫を続けます。
耳の輪郭を舐めまわしながら気まぐれに唇ではむと甘く咥えてきたり、
そうかと思えば、ひだの中をまるで舌先で掬うようにして万遍なく丁寧に舐めまわした後は、器用に舌先を尖らせてそのまま狭い耳の穴の中に挿し入れ、うねうねと少し淫らにうごめかせたり……。
そうしながら、気まぐれにふーっと唇を尖らせて優しく細く長く息を吹き込んできたり、ちゅっちゅっと濡れた音を弾かせて耳のあちこちに口づけたりしてきたので、
俺はくすぐったさと何とも言えない高ぶりに身体がゾクゾクと震えるのを我慢することができませんでした。
彼女の細く華奢な身体を抱きしめる力がいつしかこわばり、自分の吐息も鬼姫様と同じように乱れたものになっていっていました。
二人仲良く乱れた熱い吐息を交らせ合う中、鬼姫様は俺の事をぎゅうと抱きしめたまま、無限といっていいほどたっぷりの時間をかけて、なおも俺の耳に舌を這わせ続けていました。
「はあ……ねえ……おちんちん……舐めても、いい?」
息を乱れさせたままの鬼姫様が俺を見つめる左右の瞳をとろんと甘く潤ませて小さく首を傾げたのは、俺の両耳がドロドロになるほどさんざん舐めまわしたあとのことでした。
もうお湯からあがってだいぶ時間が経っていたのに、その両頬は真っ赤に染まっていて、また、頬と同じように赤く染まった彼女の細くやわらかな身体は燃えるように熱く、
そしていつしか噴き出してきたたっぷりの汗のためにまるでオイルを塗り広げたように濡れた光を放っていました。
と、俺が返事をしようとする前に、彼女は不意に俺の唇を奪いました。
ぷにゅりとやわらかな鬼姫様の唇が重なるや否や、ぬるりと熱く濡れた舌が俺の中に入り込んできて、
うっとりと瞼を伏せ小刻みに睫毛を震わせた彼女は、
「ん……ん……」と甘い声をこぼしながら、俺を思い切り抱きしめたまま、
二人のぴったり重なり合った唇の中で、ねっとりと大胆にそしてれろれろと細かく器用に舌をうごめかせていました。
突然の事にびっくりしながらも俺もキスは嫌いじゃなかったのでこれに応じてあげると、彼女は「くぅん」と嬉しそうに声を漏らして俺の頭を掻き抱くとなおも舌を絡ませてきました。
鬼姫様の唇の中はまるで生温かなたっぷりのローションか何かを含んだように濡れていました。
彼女が唇を、舌を動かすたびに「ちゅぽちゅぽくちゅくちゅぷちゅぷちゅ」と、とろみのある淫らな水音がこぼれ、そしてどんどん溢れてくる彼女の唾液が二人の唇やあごを濡らしていきました。
しばらくお互い抱き合ったままこうして舌を絡ませ合った後、どちらからともなく「ちゅぽん」と音を立ててそっと唇を離すと、
頬を真っ赤に染めた鬼姫様はそれまで伏せていた瞼をゆっくり開き、とろりとした視線をこちらにむけるとぺろりと悪戯っぽく赤い舌を覗かせて、
「いっぱいいっぱい、ちゅうしちゃった」 と恥ずかしそうにそして嬉しそうに微笑み、再びそのやわらかな唇を俺の唇に重ねてきました。
この時のキスは一瞬で、すぐに彼女の唇が離れたあと、
「フェラしたいんじゃなかったの?」とおちんちん舐めたい、という彼女の要求と、濃厚にキスをするという実際の行動が異なることを俺が苦笑いしながら指摘すると、
「どっちもしたいの!」
と声を上げると鬼姫様はまるで子供のようにはしゃいだ様子を見せました。
「おちんちんも舐めたいし、ちゅうもしたいの! 悪い?!」
わざと大げさに頬を膨らまして拗ねてみせながら、けれどどこか嬉しそうな彼女に、
「いえいえ、全然悪くありません」
とこちらは苦笑いを浮かべることしかできませんでした。
おそらくは鬼姫様自身興奮していて、自分でも何をしているのかよくわからなかったのが真相なのでしょう。
と、ふっとはしゃぐのをやめた彼女が再びとろんとした視線をこちらにむけると、左手の人差し指を寂しげにその濡れた唇に添え、
そっと小首を傾げて、甘くおねだりをするようにつぶやきました。
「……じゃあ、おちんちん、おしゃぶりしても……いい?」
病院では青い手術着の上に白衣を身につけ、さらに大きなマスクを着けてその素顔を見せず、しかも周囲に男言葉で厳しく接するのが当たり前の鬼姫様ですが、
濡れた光を放つ黒く長い髪を頬に幾筋かほつらせながら、赤く染まったミルク色の華奢な身体にだらりと垂らしてペタリと座り込んだまま、
おねだりをする子供のようにこちらを一途に見つめるその仕草はあまりにも愛くるしくて、見ているこちらは胸がいっぱいになってしまいました。
ごくりと唾を呑み込んで俺は言いました。
「その前に、おっぱい舐めさせてよ」
「え?」
こちらの言葉が予想外だったのか、鬼姫様は疑問の声を上げました。
そんな彼女に俺は静かに続けました。
「さっきは好きなようにさせてあげたでしょ? じゃあ今度はこっちのお願いも聞いてよ」
別にわがままを言っているつもりはありませんでした。
最初、初めて交わった時は完全に彼女のペースで最後まで事を終えました。
キスをして、彼女の言われるままフェラチオをさせてあげて、そしてそのまま結ばれて最後を迎えたのです。
ですから、今度はこちらの好きなようにさせて欲しい、愛しすぎる鬼姫様のすべてを自分の好きなようにたくさん愛したかったのです。
「えー……」
俺の言葉に彼女は少し頬を膨らまして、拗ねた様子を見せました。
そして、
「……いじわる……」
上目遣いでこちらを睨みつけるようにしながら彼女は小さく呟いたのですが、その姿が自分の目にはあまりにも可愛く映りました。もう言葉に出来ないほど。
ですから、気がつくと、今度はこちらの方から思わず彼女をぎゅうと抱きしめその唇を奪っていました。
「……んぐっ!!」
突然の事に鬼姫様は一瞬戸惑った様子を見せ、身体をこわばらせましたが、すぐにふっと緊張を緩めると優しく俺の背中に手をまわしてそのまま抱きしめ、
さっきと同じように唇をゆるりと開いて俺の舌を招き入れると、自分の熱く濡れた舌を絡ませてきて、
「ん、ん……んん……」
と甘い声音をこぼしながら、ねっとりと俺と交わってくれました。
しばらくして、どちらからともなく唇を離すと、鬼姫様は俺をじっと見つめながら、ニッと白い歯を見せて実にさわやかな笑顔を作ると言ってくれました。
「好きにして……いっぱいいっぱい愛して……」
そしてそのまま彼女は俺の腕の中で真っ白い喉元を大きく露わにしていきながら、くーっと全身を大きく仰け反らせていきました。
それはまるで鬼姫様が自分のすべてを俺に捧げようとするかのようでした。
神々しいほどに美しくて眩しく、見ている両目がくらみそうでした。
そして、大きく仰け反りきった彼女がそのまま俺の両腕に全体重を預けてきたので、俺はこれを必死に支えながら、いつしかなぜか涙が溢れてきて止まりませんでした。
どうしてこの人はこんなに愛しいのだろう、と。