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俺:31才男、175cm。
雪:31才女、自称147cm。メガネをしているが、外すと元ジュディマリのYUKI似。
俺と雪は、20人程度の会社で技術職をしている。同い年だけど、会社では俺が先輩なので、お互いを「俺さん」「雪」と呼び合っている。
よそよそしいのは呼び名くらいで、タメ口で話すし、二人で飲みに行くこともあるし、何回かセックスもした。
セックスしたからといって付き合っているわけでもなく、セフレでもない。
俺は親友だと思っているし、雪もそう思ってると思う。
親友だけど、男として女にしてあげる事、女だから男にしてあげられる事を、その時々に必要に応じてとった行動のひとつがセックスだと思ってる。
雪はとても愛嬌がよく、チビッコで幼児体型というのもあって、30を過ぎた今でも、可愛いというのがしっくりくる。(ちなみに胸はB)
またコミュ力もあるので、客先や社内でのウケは抜群だった。ただ技術者としてはイマイチなところがあり、誰かのサブや定型業務以外を任せるには心もとなかった。
でも会社としてはそれでは困るわけで、雪は小規模ながらコンサルティングを含む案件のメインを任された。
教育的な意味合いで赤字になっても仕方ないと言う位置づけの案件だったが、
営業の不手際、上司のフォロー不足、客先の理不尽、そして何より雪の実力不足がガッチリかみ合って、それは酷い有様になった。
雪も日増しに憔悴した顔になっていった。そして先週の木曜日、精神的にパンクして会社をサボった。
電話してみると、弱音やら愚痴やらを延々と、泣きながら吐き出した。
案件の状況が小規模とか教育的といったものではなくなっていたので、雪に金曜日は必ず出社するよう言い渡し、出社した雪から案件の資料やデータ一式を分捕り、
上司への口止めをした上で3連休をフルに使い、自宅で一頻りの形にしてやった。俺の助けを雪は最初こそ拒否していたが、最後は頭を下げてお願いした。
そして火曜日にデータを受け取ると、ありがたがって、珍しく改まって深く頭を下げた。
俺は大したことしてないよと振舞ったが、実は4徹で仕上げたため、ボロボロだった。
雪にバグチェックしてから客先に見せる事と、以後の進め方をアドバイスして席に戻り、自分の仕事を始めたのだが、しばらくして突然、急速に視界から色が消えていった。
気がつくと、病院のベッドで点滴されて寝ていた。深夜2時だった。
ベッドの横に雪がいればドラマみたいだけど、そんなに上手くはいかない。
看護師に過労と睡眠不足が原因で倒れたと聞かされ、無理もないと思った。
水曜日の午前中に退院し、午後から会社へ向かった。
途中で吉野家で牛丼大盛を食ったら、見事に吐いた。
なんだかんだで、結局会社に着いたのは15時近くだった。
会社に着いて、社長以下、上司から下っ端までみんなに頭を下げて回った。
雪にもみんなと同じ様に頭を下げると、泣きそうなのに責めるような、何とも言えない目で俺を見て、何かを言いたそうに口を開いたけど、言葉を飲み込み、会釈を返した。
メールをチェックすると、俺の客先から至急の修正依頼メールが届いていた。
上司は帰れと命令したが、その旨を話すと、頑張れと態度を変えやがった。
19時を過ぎてさすがに腹が減り、蕎麦屋で雑炊を食って会社に戻ると、誰もいなかった。消灯&施錠されていたので、鍵を開けて仕事を再開した。
しばらくして、携帯に雪から着信があった。
「俺さん、今どこ?」
「会社だよ。仕事してる」
「......バカじゃないのっ!」
雪に電話を切られた。
恩を売るつもりはなかったけど、こういうリアクションをされると、さすがに頭にくる。
電話の後も仕事を続けたが、どうにも怒りが収まらないので帰ることにした。
身の回りを片付け、最後に給湯室でタバコをすっていると、会社のドアが開く音がした。雪だった。
「何してるのっ!」
「タバコすってる」
「じゃなくて、何で仕事してるの? 倒れたんだよ!」
「仕方ないじゃん。客先から急ぎの依頼がきちゃったんだもん」
雪が心配してくれているのは分かっている。でも、まだ怒っている自分がいて、わざととぼけて応えていた。
「私のせいで無理して...」
「雪のせいじゃねーよ。俺を舐めるなw てか、バグチェック終わったか?」
「そんな話してないでしょ! 本当に心配してるんだから!」
「それはありがたいんだけど、チェックした?」
「まだだよ! 俺さんのこと考えたら、出来るわけないでしょ!」
そこはちゃんとやってくれないと、俺の4徹が......
「まあ、今日はもう帰るし、いいだろ?」
「当たり前でしょ。早く帰りなよ」
釈然としないものはあるが、帰り支度をした。
「俺さん、ご飯は?」
「蕎麦屋で雑炊食った。何で?」
「お礼しようかなって」
「別にいいよ。俺が勝手にやったんだから」
「やだ、お礼する。何がいい?」
ここでふと、あだち充の『タッチ』の一場面が頭をよぎった。
「じゃあ...キスw」
「はあ?! バカじゃないの」
「『タッチ』でそんな場面あったじゃん。いいなあって」
「.........椅子に座って」
「何で?」
「届かない」
正直、心臓バクバクしてた。
「やったw」
照れ隠しでおどけて、かしこまって座った。
「目をつぶって」
目をつぶると、少しの間をおいて雪の唇が、俺の唇に触れた。
やった、と思う間もなく、雪の舌が俺の口の中に入ってきた。俺は反射的に、雪と舌を絡めた。
お互いの唇を吸い、舌を絡め、口内を舐め回す、ディープキスが続いた。
俺は雪を強く抱き寄せ、ゆっくり立ち上がった。
「なんか...ごめん」
俺は雪を抱きしてたまま、何故か謝っていた。
雪はいつもの愛嬌のある笑顔を返すと、不意に俺の股間に手をあてがってきたので、思わずビクッとしてしまった。
「俺さん勃ってるしw」
ええ、フル勃起してますとも。
何とも答えようがないので、俺は雪にキスをした。
もう、性的におさまりのつく状態ではなかった。先にチンコ触られたし、大丈夫かなと、俺は雪の小ぶりな乳を揉んだ。(次回へ続く)
雪:31才女、自称147cm。メガネをしているが、外すと元ジュディマリのYUKI似。
俺と雪は、20人程度の会社で技術職をしている。同い年だけど、会社では俺が先輩なので、お互いを「俺さん」「雪」と呼び合っている。
よそよそしいのは呼び名くらいで、タメ口で話すし、二人で飲みに行くこともあるし、何回かセックスもした。
セックスしたからといって付き合っているわけでもなく、セフレでもない。
俺は親友だと思っているし、雪もそう思ってると思う。
親友だけど、男として女にしてあげる事、女だから男にしてあげられる事を、その時々に必要に応じてとった行動のひとつがセックスだと思ってる。
雪はとても愛嬌がよく、チビッコで幼児体型というのもあって、30を過ぎた今でも、可愛いというのがしっくりくる。(ちなみに胸はB)
またコミュ力もあるので、客先や社内でのウケは抜群だった。ただ技術者としてはイマイチなところがあり、誰かのサブや定型業務以外を任せるには心もとなかった。
でも会社としてはそれでは困るわけで、雪は小規模ながらコンサルティングを含む案件のメインを任された。
教育的な意味合いで赤字になっても仕方ないと言う位置づけの案件だったが、
営業の不手際、上司のフォロー不足、客先の理不尽、そして何より雪の実力不足がガッチリかみ合って、それは酷い有様になった。
雪も日増しに憔悴した顔になっていった。そして先週の木曜日、精神的にパンクして会社をサボった。
電話してみると、弱音やら愚痴やらを延々と、泣きながら吐き出した。
案件の状況が小規模とか教育的といったものではなくなっていたので、雪に金曜日は必ず出社するよう言い渡し、出社した雪から案件の資料やデータ一式を分捕り、
上司への口止めをした上で3連休をフルに使い、自宅で一頻りの形にしてやった。俺の助けを雪は最初こそ拒否していたが、最後は頭を下げてお願いした。
そして火曜日にデータを受け取ると、ありがたがって、珍しく改まって深く頭を下げた。
俺は大したことしてないよと振舞ったが、実は4徹で仕上げたため、ボロボロだった。
雪にバグチェックしてから客先に見せる事と、以後の進め方をアドバイスして席に戻り、自分の仕事を始めたのだが、しばらくして突然、急速に視界から色が消えていった。
気がつくと、病院のベッドで点滴されて寝ていた。深夜2時だった。
ベッドの横に雪がいればドラマみたいだけど、そんなに上手くはいかない。
看護師に過労と睡眠不足が原因で倒れたと聞かされ、無理もないと思った。
水曜日の午前中に退院し、午後から会社へ向かった。
途中で吉野家で牛丼大盛を食ったら、見事に吐いた。
なんだかんだで、結局会社に着いたのは15時近くだった。
会社に着いて、社長以下、上司から下っ端までみんなに頭を下げて回った。
雪にもみんなと同じ様に頭を下げると、泣きそうなのに責めるような、何とも言えない目で俺を見て、何かを言いたそうに口を開いたけど、言葉を飲み込み、会釈を返した。
メールをチェックすると、俺の客先から至急の修正依頼メールが届いていた。
上司は帰れと命令したが、その旨を話すと、頑張れと態度を変えやがった。
19時を過ぎてさすがに腹が減り、蕎麦屋で雑炊を食って会社に戻ると、誰もいなかった。消灯&施錠されていたので、鍵を開けて仕事を再開した。
しばらくして、携帯に雪から着信があった。
「俺さん、今どこ?」
「会社だよ。仕事してる」
「......バカじゃないのっ!」
雪に電話を切られた。
恩を売るつもりはなかったけど、こういうリアクションをされると、さすがに頭にくる。
電話の後も仕事を続けたが、どうにも怒りが収まらないので帰ることにした。
身の回りを片付け、最後に給湯室でタバコをすっていると、会社のドアが開く音がした。雪だった。
「何してるのっ!」
「タバコすってる」
「じゃなくて、何で仕事してるの? 倒れたんだよ!」
「仕方ないじゃん。客先から急ぎの依頼がきちゃったんだもん」
雪が心配してくれているのは分かっている。でも、まだ怒っている自分がいて、わざととぼけて応えていた。
「私のせいで無理して...」
「雪のせいじゃねーよ。俺を舐めるなw てか、バグチェック終わったか?」
「そんな話してないでしょ! 本当に心配してるんだから!」
「それはありがたいんだけど、チェックした?」
「まだだよ! 俺さんのこと考えたら、出来るわけないでしょ!」
そこはちゃんとやってくれないと、俺の4徹が......
「まあ、今日はもう帰るし、いいだろ?」
「当たり前でしょ。早く帰りなよ」
釈然としないものはあるが、帰り支度をした。
「俺さん、ご飯は?」
「蕎麦屋で雑炊食った。何で?」
「お礼しようかなって」
「別にいいよ。俺が勝手にやったんだから」
「やだ、お礼する。何がいい?」
ここでふと、あだち充の『タッチ』の一場面が頭をよぎった。
「じゃあ...キスw」
「はあ?! バカじゃないの」
「『タッチ』でそんな場面あったじゃん。いいなあって」
「.........椅子に座って」
「何で?」
「届かない」
正直、心臓バクバクしてた。
「やったw」
照れ隠しでおどけて、かしこまって座った。
「目をつぶって」
目をつぶると、少しの間をおいて雪の唇が、俺の唇に触れた。
やった、と思う間もなく、雪の舌が俺の口の中に入ってきた。俺は反射的に、雪と舌を絡めた。
お互いの唇を吸い、舌を絡め、口内を舐め回す、ディープキスが続いた。
俺は雪を強く抱き寄せ、ゆっくり立ち上がった。
「なんか...ごめん」
俺は雪を抱きしてたまま、何故か謝っていた。
雪はいつもの愛嬌のある笑顔を返すと、不意に俺の股間に手をあてがってきたので、思わずビクッとしてしまった。
「俺さん勃ってるしw」
ええ、フル勃起してますとも。
何とも答えようがないので、俺は雪にキスをした。
もう、性的におさまりのつく状態ではなかった。先にチンコ触られたし、大丈夫かなと、俺は雪の小ぶりな乳を揉んだ。(次回へ続く)