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前編は以下のとおり
学校のアイドル
俺はただ腕の中の結衣の感触を確かめていた。
やわらかい。細い。女を抱きしめるってこんなに気持ちいいのか。
しかも水着だ。肌と肌が思いっきり密着している。抱きしめる手に力を入れた。相変わらず結衣は何も言わず、俺に身を任せるだけだった。
股間が硬くなってきたので、気づかれないように少し腰を引いた。
こういうときにどうするのが正解かなんて、女に対しての経験値ゼロの俺にはわかるわけもない。
ただ、俺のことを見つめる結衣の顔は、ものすごく真剣で、でも、なんか幸せそうで、俺に全てをゆだねてるというか、何をしても許されそうに思えた。
俺は、すべての勇気を振り絞って、結衣の唇に自分の唇を重ねた。結衣は、ぎゅっと目を閉じて受け入れた。
マジですか?俺今キスしてますよ?いいんですか?っていうか、ファーストキスの相手が結衣なんてマジ幸せすぎるんですけど。
どれくらいの時間するのが自然なのかもわからなくて、俺はすぐに離れた。でも、その短いキスで、結衣の中で、何かがプツンと切れたようだった。
離れたのもつかの間、今度はすぐに結衣のほうから俺の首に手を回してきた。そして、シャワーの中で、何度も何度も何度も何度も、キスをしてきた。
どちらからともなく、ごく自然に、舌も絡ませた。ここまでくると、俺は完全に本能だけで動いていた。たぶん結衣も。
本能のまま、感情のまま、シャワーの飛沫と湯気の中、洋画で見るような、かなり濃いラブシーンが続いた。俺はこのまま死んでも後悔しないと思った。
そのまま背中に手をまわしていたら、指がビキニの紐に引っかかった。もう、俺の本能は止まらなかった。その紐をほどいた。
結衣は何の抵抗もせず、ひたすらキスをし続けている。俺はそのまま、結衣の首にかかった紐もほどいた。ビキニのブラがはずれ、下に落ちた。
これで結衣の上半身があらわになった…はずだったが、抱き合って体を密着しているので、胸が見えるわけでも、手で触れるわけでもなかった。
ただ、こっちの胸に、結衣のやわらかい胸が当たる感触は、ハッキリと感じた。そのまま、ただ、ひたすらキスをした。
しばらくして、やっと結衣の唇が離れたので、目線を結衣の体に落とした。
初めて見る結衣の胸は、色白で、形もよくて、スリムな体のわりに大きくて、今までみたどんなエロ本やAV女優の胸よりきれいだった。
十数分にわたるラブシーンが、少しだけ落ち着いた。どうしたらいいんだろう。
まだ中3だし、もちろん童貞だし、親以外の女の体を見るのも初めてだし、展開が速すぎて全く頭がついていけないし、もうわけがわからない。
とりあえず、シャワーをかけながら、いやらしくない感じで、やさしく胸を洗ってあげた。結衣の目を見ると、俺を見つめたまま、とろんとしている。
お互い、たぶん、夢の中っていうか、トリップ中というか、もう何でもありで全て受け入れてしまうっていうか、そういう雰囲気だった。
興奮していたうえに、シャワーの湯気とか熱気で、のぼせていたせいもあるかもしれない。
下も脱がそう。なんの躊躇もなく、なぜかそう思った。結衣の腰の両サイドにある、ちょうちょ結びの紐をはずした。
想像では、パラっと布が落ちるはず…だったが、水着はびくともせず、脱げなかった。
「その紐、飾りなんだ」と、結衣が久しぶりに喋った。
その瞬間、一気に現実に戻りそうになった。まだ覚めたくない。このままでいたい。そう思って、俺のほうから、また濃いキスをした。
結衣は再びとろん状態になった。俺は、結衣の水着を一気に脱がした。結衣の全身があらわになった。
今思えば、学校のアイドルの全裸をナマで見ているという、信じられないくらい幸せな状況なのだが、
とにかく頭がボーっとして、あまり感動とかもなかった。
ただ、シャワーにぬれた毛から水がしたたるのがいやらしすぎて、ちらちらとそこばかり見てた。そのうち、なんか知らないけど、たまらなくなって、オレも水着を脱いだ。
もちろん、あそこはもうビンビンだった。
「男の人って、こんなになるの…?」「うん」
そんな感じで、またシャワーをかけながら、お互いの体を優しく洗ったりした。
まだ中3だし、もうその時点で幸せの局地だったから、それ以上どうこうしようとか、気持ち良くさせようとか、そんな気は全然なかった。
ただ、結衣のアソコを指で触ったら「あっ…」と声を上げてビクンとしたのは覚えてる。
その瞬間、なんかすごく悪いことをしたような気がして、その後はずっと抱き合ったまま、15分くらい、何百回もキスばっかりしてた。
そのとき
ピンポーン 遠くで、玄関のベルの音がして、俺たちは我に返った。
「A子たち、来たみたい」「うわ、ヤっべー」
俺は慌てて、風呂場の床に転がってくしゃくしゃになった水着を履くと、びしょびしょのままシャワールームの外へ出ようとした。
すると、後ろから、裸のままの結衣がしがみついてきて「ずっと好きだから」と言った。
俺は振り向いて「うん」と言って(なぜ「うん」だったのかは分からない)、またキスをした。その時の、結衣の微笑みは、一生忘れないくらい可愛いかった。
結局、A子たちが到着してからは、俺も結衣も、何ごともなかったように振舞った。
その後、その旅行では、結衣と二人きりになる時間もなく、それ以上の進展もなかった。夏休みが終わり、二学期になった。
俺はまたイケてないグループに戻り、結衣はまた学校のアイドルに戻った。
伊豆のことを思い出すととてつもなく恥ずかしくて、しかも結衣に対してとんでもないことをしてしまった気がして、ヘタレな俺は、何もリアクションを起こせなかった。
おそらく、結衣もそんな感じだったんだと思う。そのまま、俺たちは卒業した。数年後、風の噂で、結衣が芸能事務所にスカウトされたと聞いた。
2、3本、ちょい役で映画に出たという話も聞いたが、結衣の本名でググってみたが全くヒットしなかった。
結衣、今はどこかで幸せにしてるかな…。俺のこと、まだ、覚えてるかな…。「ずっと好きだから」って台詞は、さすがにもう無効かな…。
そんなことを考えて数年が過ぎた。とある週末の深夜。テレビをザッピングしていた俺は。思わず手をとめた。確かチャンネルはwowowだったと思う。
安っぽい、Vシネマみたいな映画が流れていた。なんと、そこに、結衣そっくりな女優がいた。
最初は半信半疑だったが、どうやらその映画はちょっとしたお色気映画だったらしく、結衣はレイプされ、胸があらわになった。
あのとき脳裏に焼き付いた、結衣の胸だった。こんな綺麗な胸は、見たことがない。しかも、顔は、明らかに結衣。
俺は確信した。結衣は女優として頑張っていると。
以上、全部実話です。ちなみに俺はあのとき女運をすべて使いきったらしく、未だに童貞です。
心と心を繋ぐ場所
学校のアイドル
俺はただ腕の中の結衣の感触を確かめていた。
やわらかい。細い。女を抱きしめるってこんなに気持ちいいのか。
しかも水着だ。肌と肌が思いっきり密着している。抱きしめる手に力を入れた。相変わらず結衣は何も言わず、俺に身を任せるだけだった。
股間が硬くなってきたので、気づかれないように少し腰を引いた。
こういうときにどうするのが正解かなんて、女に対しての経験値ゼロの俺にはわかるわけもない。
ただ、俺のことを見つめる結衣の顔は、ものすごく真剣で、でも、なんか幸せそうで、俺に全てをゆだねてるというか、何をしても許されそうに思えた。
俺は、すべての勇気を振り絞って、結衣の唇に自分の唇を重ねた。結衣は、ぎゅっと目を閉じて受け入れた。
マジですか?俺今キスしてますよ?いいんですか?っていうか、ファーストキスの相手が結衣なんてマジ幸せすぎるんですけど。
どれくらいの時間するのが自然なのかもわからなくて、俺はすぐに離れた。でも、その短いキスで、結衣の中で、何かがプツンと切れたようだった。
離れたのもつかの間、今度はすぐに結衣のほうから俺の首に手を回してきた。そして、シャワーの中で、何度も何度も何度も何度も、キスをしてきた。
どちらからともなく、ごく自然に、舌も絡ませた。ここまでくると、俺は完全に本能だけで動いていた。たぶん結衣も。
本能のまま、感情のまま、シャワーの飛沫と湯気の中、洋画で見るような、かなり濃いラブシーンが続いた。俺はこのまま死んでも後悔しないと思った。
そのまま背中に手をまわしていたら、指がビキニの紐に引っかかった。もう、俺の本能は止まらなかった。その紐をほどいた。
結衣は何の抵抗もせず、ひたすらキスをし続けている。俺はそのまま、結衣の首にかかった紐もほどいた。ビキニのブラがはずれ、下に落ちた。
これで結衣の上半身があらわになった…はずだったが、抱き合って体を密着しているので、胸が見えるわけでも、手で触れるわけでもなかった。
ただ、こっちの胸に、結衣のやわらかい胸が当たる感触は、ハッキリと感じた。そのまま、ただ、ひたすらキスをした。
しばらくして、やっと結衣の唇が離れたので、目線を結衣の体に落とした。
初めて見る結衣の胸は、色白で、形もよくて、スリムな体のわりに大きくて、今までみたどんなエロ本やAV女優の胸よりきれいだった。
十数分にわたるラブシーンが、少しだけ落ち着いた。どうしたらいいんだろう。
まだ中3だし、もちろん童貞だし、親以外の女の体を見るのも初めてだし、展開が速すぎて全く頭がついていけないし、もうわけがわからない。
とりあえず、シャワーをかけながら、いやらしくない感じで、やさしく胸を洗ってあげた。結衣の目を見ると、俺を見つめたまま、とろんとしている。
お互い、たぶん、夢の中っていうか、トリップ中というか、もう何でもありで全て受け入れてしまうっていうか、そういう雰囲気だった。
興奮していたうえに、シャワーの湯気とか熱気で、のぼせていたせいもあるかもしれない。
下も脱がそう。なんの躊躇もなく、なぜかそう思った。結衣の腰の両サイドにある、ちょうちょ結びの紐をはずした。
想像では、パラっと布が落ちるはず…だったが、水着はびくともせず、脱げなかった。
「その紐、飾りなんだ」と、結衣が久しぶりに喋った。
その瞬間、一気に現実に戻りそうになった。まだ覚めたくない。このままでいたい。そう思って、俺のほうから、また濃いキスをした。
結衣は再びとろん状態になった。俺は、結衣の水着を一気に脱がした。結衣の全身があらわになった。
今思えば、学校のアイドルの全裸をナマで見ているという、信じられないくらい幸せな状況なのだが、
とにかく頭がボーっとして、あまり感動とかもなかった。
ただ、シャワーにぬれた毛から水がしたたるのがいやらしすぎて、ちらちらとそこばかり見てた。そのうち、なんか知らないけど、たまらなくなって、オレも水着を脱いだ。
もちろん、あそこはもうビンビンだった。
「男の人って、こんなになるの…?」「うん」
そんな感じで、またシャワーをかけながら、お互いの体を優しく洗ったりした。
まだ中3だし、もうその時点で幸せの局地だったから、それ以上どうこうしようとか、気持ち良くさせようとか、そんな気は全然なかった。
ただ、結衣のアソコを指で触ったら「あっ…」と声を上げてビクンとしたのは覚えてる。
その瞬間、なんかすごく悪いことをしたような気がして、その後はずっと抱き合ったまま、15分くらい、何百回もキスばっかりしてた。
そのとき
ピンポーン 遠くで、玄関のベルの音がして、俺たちは我に返った。
「A子たち、来たみたい」「うわ、ヤっべー」
俺は慌てて、風呂場の床に転がってくしゃくしゃになった水着を履くと、びしょびしょのままシャワールームの外へ出ようとした。
すると、後ろから、裸のままの結衣がしがみついてきて「ずっと好きだから」と言った。
俺は振り向いて「うん」と言って(なぜ「うん」だったのかは分からない)、またキスをした。その時の、結衣の微笑みは、一生忘れないくらい可愛いかった。
結局、A子たちが到着してからは、俺も結衣も、何ごともなかったように振舞った。
その後、その旅行では、結衣と二人きりになる時間もなく、それ以上の進展もなかった。夏休みが終わり、二学期になった。
俺はまたイケてないグループに戻り、結衣はまた学校のアイドルに戻った。
伊豆のことを思い出すととてつもなく恥ずかしくて、しかも結衣に対してとんでもないことをしてしまった気がして、ヘタレな俺は、何もリアクションを起こせなかった。
おそらく、結衣もそんな感じだったんだと思う。そのまま、俺たちは卒業した。数年後、風の噂で、結衣が芸能事務所にスカウトされたと聞いた。
2、3本、ちょい役で映画に出たという話も聞いたが、結衣の本名でググってみたが全くヒットしなかった。
結衣、今はどこかで幸せにしてるかな…。俺のこと、まだ、覚えてるかな…。「ずっと好きだから」って台詞は、さすがにもう無効かな…。
そんなことを考えて数年が過ぎた。とある週末の深夜。テレビをザッピングしていた俺は。思わず手をとめた。確かチャンネルはwowowだったと思う。
安っぽい、Vシネマみたいな映画が流れていた。なんと、そこに、結衣そっくりな女優がいた。
最初は半信半疑だったが、どうやらその映画はちょっとしたお色気映画だったらしく、結衣はレイプされ、胸があらわになった。
あのとき脳裏に焼き付いた、結衣の胸だった。こんな綺麗な胸は、見たことがない。しかも、顔は、明らかに結衣。
俺は確信した。結衣は女優として頑張っていると。
以上、全部実話です。ちなみに俺はあのとき女運をすべて使いきったらしく、未だに童貞です。
心と心を繋ぐ場所
小学校から一緒だった結衣(新垣結衣に似てるからそう呼ぶことにする)って女がいた。
小学校の頃は、「おまえら、両思いだろ!」なんてひやかされたりもしたが、実際、結衣が俺のことをどう思っていたかは一度も聞いたことがないし、
俺自身も、はっきりとした恋愛感情を持っていたわけでもなかった。
中学に入ると、結衣はガンガン美人になり、しかも部活(剣道)で全国大会に出たりして、帰宅部で地味な俺とは対照的に、学校でもかなり目立つ、アイドル的存在となった。
結衣のまわりにはいつも人が集まり、逆にイケてないグループの俺は、結衣と話す機会も激減していった。
中3の夏休み直前、同じく小学校から仲の良かったA子から、突然旅行に誘われた。
「伊豆に、結衣の親戚の別荘があって、一泊で遊びに行くんだけど、一緒に行かない?」
「え?俺は別にいいけど」
「オッケー。じゃあ、あと、B介も誘ってみるね」
俺、結衣、A子、B介は、4人とも小学校で同じクラスで仲が良く、中学に入った今でも、結衣とA子の親友関係は続いているようだった。
「結衣はOKなの?」
「うん。私が、『高校行ったらバラバラになるし、4人で思い出作らない?』って言ったら、『いいよ』って。もちろん親には内緒みたいだけど」
そんな感じで、8月の最後の週、4人で伊豆に行くことになった。旅行当日の朝、集合場所の駅に到着すると、結衣が一人で待っていた。
「あれ?A子は?」
「なんか、午前中に急な用事が入ったから、午後から来るって連絡があった」
「じゃ、あとはB介待ちか」
「うん」
結衣とは長い付き合いだが、プライベートで会うことはほとんどなかったし、私服姿を見るのも小学校以来だったので、大人っぽい格好にビビった。
しかも、最近は全然話してなかったので、妙な緊張感があった。たいした会話もないまま、集合時間を5分ほど過ぎたとき、メールが来た。
『寝過ごした。後から追いかけるから、先に行ってて B介』
「マジかよ…」
「どうしたの?」「B介も遅れるって」
「えーーっ?」
というわけで、俺は結衣と二人で電車に乗り、伊豆へ向かうことになった。
電車に座ると、やっと緊張もとけて、昔のように話せるようになった。
別荘に着いてみると、目の前には海が広がり、海岸までは歩いて30秒という、マジで素晴らしい場所だった。
「すげえなあ」「でしょ」
「とりあえず、海行くか」「うん。着替えてくるね」
そう言って結衣は別の部屋に行ったので、俺はリビングで水着に着替えた。
しばらくして、着替え終わった結衣が、ちょっと恥ずかしそうに部屋から出てきた。
「お待たせ」
一目見て、俺は思わず唾を飲み込んだ。
結衣の水着は、白い紐ビキニだった。ちょっと布の面積が少なすぎると思った。
水泳の授業でスクール水着は見たことがあったが、ビキニ姿を見るなんてもちろん初めてだ。っていうかスタイル良すぎ。完全に大人のカラダ。
胸はマジでそこらのグラビアアイドルくらいはある。それに、ウエストがくびれてやがる。すげースタイル。中3の女ってこんなに大人なのかよ。
一気に頭と下半身に血が流れる。しかし、見とれてボーっとしてる俺に、結衣はさらに追い討ちをかけるようなことを言った。
「あのさ…お願いがあるんだけど」
「お願いって何?」
「背中に…日焼け止め…塗ってくれる?」「え!?」
「ダメ?」「い、いいけど」
こんな状況、ドラマかAVでしか有り得ないと思っていたので、動揺を抑えるのに必死だった。ただ、結衣も、相当勇気を振り絞って言っているようにも見えた。
「じゃあ、お願いしていいかな」
結衣は、俺の目の前に、背中を向けて正座した。俺は、結衣の背中に、日焼け止めのクリームを塗った。初めて触る女の肌。
エロいことを考える余裕すらないほど、緊張でガチガチになりながら、なんとか塗り終えた。
その後は、二人で海に行き、思う存分遊んだ。女とデートすらしたことがない俺にとっては、言葉では言い表せないくらい楽しかった。
結衣は、いつも学校で見せる落ち着いたイメージとは全然違って、子供みたいに(子供だけど)はしゃいでいた。
午後になって、A子とB介から、『そろそろそっちに到着する』というメールが来た。なぜかあいつら二人で待ち合わせて来るらしい。
とりあえず、俺と結衣は別荘に戻った。
別荘に戻るとすぐに、結衣は「シャワー浴びよぉーっと」といって、水着のまま、さっさとバスルームへ入ってしまった。
俺もシャワーを浴びたかったので、水着のまま待つことにした。
かといって、この状態ではソファに座るわけにも行かないし、やることもないので、部屋の中をうろうろしていた。
バスルームからは、シャワーの音が聞こえてきた。
なんかムラムラとして、良からぬ想像をしそうになったのだが、それを見透かしたかのように、バスルームのほうから結衣の声が響いた。
「ねえ、一緒にシャワー浴びよっか」
俺は耳を疑った。
「…え!?」「ベタベタして気持ち悪いでしょー?」
「ま、まあ、そうだけど」「あ、水着着たままでだよ、もちろん!」
「わ、わかってるよ」
バスルームの扉越しにそんな会話をした。
「じゃあ、入るぞ」「いいよー」
頭の中には、全裸でシャワーを浴びている結衣の姿が浮かんできてしまい、ドキドキしながらそっと扉を開けた。
…が、結衣は、当然ながら、水着をしっかりと着たままで、シャワーを出しながら、お湯になるのを待っていた。
「海きれいだったねー」「そうだね」
最初は、そんな他愛のない話をしながら、お互いにシャワーをかけたりしていた。
「こんなことしてたら彼氏に怒られるんじゃね?」「彼氏なんかいたことないの知ってるでしょ」
「でも結衣モテるじゃん」「そう?」
「誰でも選び放題だと思うよ」「…」
すると、そこで会話が途切れ、突然の沈黙が訪れた。なんか気まずいなーと思って結衣を見ると、なぜか、何も言わずにこっちを見つめていた。
「何?」と聞いてみたが、結衣は無言まま、ただ、じっとこっちを見てる。
俺と結衣の間には、シャワーが勢いよく降り注いでいて、その音だけが響いていた。気まずい。なんだこの状況は。経験したことがないぞ。
というか、そもそも、女子と二人っきりになること自体、初めてだ。
『どうしたら良い?』と自問してみるものの、答えは出てくるはずもない。ただ、じっと俺のことを見つめている結衣が、なぜか無性にいとおしく思った。
だから、本能のままに、結衣の肩に手をかけて、抱き寄せてみた。なんの抵抗もなく、結衣は俺の腕の中におさまった。
無抵抗なまま俺に抱かれている結衣。俺はまだこの状況が理解できずにいた。夢か?いや、夢だってこんなに都合良くはいかない。
俺はただ腕の中の結衣の感触を確かめていた。(次回へ続く)
心と心を繋ぐ場所
小学校の頃は、「おまえら、両思いだろ!」なんてひやかされたりもしたが、実際、結衣が俺のことをどう思っていたかは一度も聞いたことがないし、
俺自身も、はっきりとした恋愛感情を持っていたわけでもなかった。
中学に入ると、結衣はガンガン美人になり、しかも部活(剣道)で全国大会に出たりして、帰宅部で地味な俺とは対照的に、学校でもかなり目立つ、アイドル的存在となった。
結衣のまわりにはいつも人が集まり、逆にイケてないグループの俺は、結衣と話す機会も激減していった。
中3の夏休み直前、同じく小学校から仲の良かったA子から、突然旅行に誘われた。
「伊豆に、結衣の親戚の別荘があって、一泊で遊びに行くんだけど、一緒に行かない?」
「え?俺は別にいいけど」
「オッケー。じゃあ、あと、B介も誘ってみるね」
俺、結衣、A子、B介は、4人とも小学校で同じクラスで仲が良く、中学に入った今でも、結衣とA子の親友関係は続いているようだった。
「結衣はOKなの?」
「うん。私が、『高校行ったらバラバラになるし、4人で思い出作らない?』って言ったら、『いいよ』って。もちろん親には内緒みたいだけど」
そんな感じで、8月の最後の週、4人で伊豆に行くことになった。旅行当日の朝、集合場所の駅に到着すると、結衣が一人で待っていた。
「あれ?A子は?」
「なんか、午前中に急な用事が入ったから、午後から来るって連絡があった」
「じゃ、あとはB介待ちか」
「うん」
結衣とは長い付き合いだが、プライベートで会うことはほとんどなかったし、私服姿を見るのも小学校以来だったので、大人っぽい格好にビビった。
しかも、最近は全然話してなかったので、妙な緊張感があった。たいした会話もないまま、集合時間を5分ほど過ぎたとき、メールが来た。
『寝過ごした。後から追いかけるから、先に行ってて B介』
「マジかよ…」
「どうしたの?」「B介も遅れるって」
「えーーっ?」
というわけで、俺は結衣と二人で電車に乗り、伊豆へ向かうことになった。
電車に座ると、やっと緊張もとけて、昔のように話せるようになった。
別荘に着いてみると、目の前には海が広がり、海岸までは歩いて30秒という、マジで素晴らしい場所だった。
「すげえなあ」「でしょ」
「とりあえず、海行くか」「うん。着替えてくるね」
そう言って結衣は別の部屋に行ったので、俺はリビングで水着に着替えた。
しばらくして、着替え終わった結衣が、ちょっと恥ずかしそうに部屋から出てきた。
「お待たせ」
一目見て、俺は思わず唾を飲み込んだ。
結衣の水着は、白い紐ビキニだった。ちょっと布の面積が少なすぎると思った。
水泳の授業でスクール水着は見たことがあったが、ビキニ姿を見るなんてもちろん初めてだ。っていうかスタイル良すぎ。完全に大人のカラダ。
胸はマジでそこらのグラビアアイドルくらいはある。それに、ウエストがくびれてやがる。すげースタイル。中3の女ってこんなに大人なのかよ。
一気に頭と下半身に血が流れる。しかし、見とれてボーっとしてる俺に、結衣はさらに追い討ちをかけるようなことを言った。
「あのさ…お願いがあるんだけど」
「お願いって何?」
「背中に…日焼け止め…塗ってくれる?」「え!?」
「ダメ?」「い、いいけど」
こんな状況、ドラマかAVでしか有り得ないと思っていたので、動揺を抑えるのに必死だった。ただ、結衣も、相当勇気を振り絞って言っているようにも見えた。
「じゃあ、お願いしていいかな」
結衣は、俺の目の前に、背中を向けて正座した。俺は、結衣の背中に、日焼け止めのクリームを塗った。初めて触る女の肌。
エロいことを考える余裕すらないほど、緊張でガチガチになりながら、なんとか塗り終えた。
その後は、二人で海に行き、思う存分遊んだ。女とデートすらしたことがない俺にとっては、言葉では言い表せないくらい楽しかった。
結衣は、いつも学校で見せる落ち着いたイメージとは全然違って、子供みたいに(子供だけど)はしゃいでいた。
午後になって、A子とB介から、『そろそろそっちに到着する』というメールが来た。なぜかあいつら二人で待ち合わせて来るらしい。
とりあえず、俺と結衣は別荘に戻った。
別荘に戻るとすぐに、結衣は「シャワー浴びよぉーっと」といって、水着のまま、さっさとバスルームへ入ってしまった。
俺もシャワーを浴びたかったので、水着のまま待つことにした。
かといって、この状態ではソファに座るわけにも行かないし、やることもないので、部屋の中をうろうろしていた。
バスルームからは、シャワーの音が聞こえてきた。
なんかムラムラとして、良からぬ想像をしそうになったのだが、それを見透かしたかのように、バスルームのほうから結衣の声が響いた。
「ねえ、一緒にシャワー浴びよっか」
俺は耳を疑った。
「…え!?」「ベタベタして気持ち悪いでしょー?」
「ま、まあ、そうだけど」「あ、水着着たままでだよ、もちろん!」
「わ、わかってるよ」
バスルームの扉越しにそんな会話をした。
「じゃあ、入るぞ」「いいよー」
頭の中には、全裸でシャワーを浴びている結衣の姿が浮かんできてしまい、ドキドキしながらそっと扉を開けた。
…が、結衣は、当然ながら、水着をしっかりと着たままで、シャワーを出しながら、お湯になるのを待っていた。
「海きれいだったねー」「そうだね」
最初は、そんな他愛のない話をしながら、お互いにシャワーをかけたりしていた。
「こんなことしてたら彼氏に怒られるんじゃね?」「彼氏なんかいたことないの知ってるでしょ」
「でも結衣モテるじゃん」「そう?」
「誰でも選び放題だと思うよ」「…」
すると、そこで会話が途切れ、突然の沈黙が訪れた。なんか気まずいなーと思って結衣を見ると、なぜか、何も言わずにこっちを見つめていた。
「何?」と聞いてみたが、結衣は無言まま、ただ、じっとこっちを見てる。
俺と結衣の間には、シャワーが勢いよく降り注いでいて、その音だけが響いていた。気まずい。なんだこの状況は。経験したことがないぞ。
というか、そもそも、女子と二人っきりになること自体、初めてだ。
『どうしたら良い?』と自問してみるものの、答えは出てくるはずもない。ただ、じっと俺のことを見つめている結衣が、なぜか無性にいとおしく思った。
だから、本能のままに、結衣の肩に手をかけて、抱き寄せてみた。なんの抵抗もなく、結衣は俺の腕の中におさまった。
無抵抗なまま俺に抱かれている結衣。俺はまだこの状況が理解できずにいた。夢か?いや、夢だってこんなに都合良くはいかない。
俺はただ腕の中の結衣の感触を確かめていた。(次回へ続く)
心と心を繋ぐ場所




